皆様こんにちは！
株式会社なかい水泳予備校グループ本社で勤務している藤田です。
最近は減少傾向にあるものの、まだまだ猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で、今年も学校の水泳授業が行われるのかまだわからない状況ですね。
しかし、今回は小学校の水泳授業に備えて、学校の水泳授業の構成と、事前準備や習得しておいた方が良いこと等をまとめましたのでぜひご覧ください。
小学校における水泳授業の構成とは
文部科学省が提示している、小学校における体育の学習指導要領によると、水泳授業に関する学年別の目的は以下のようになっています。
●１・２年生 ⇒ 「水遊び」
●３・４年生 ⇒ 「浮く・泳ぐ運動」
●５・６年生 ⇒ 「水泳」
引用文献：第2章 各教科 第9節 体育：文部科学省 (mext.go.jp)
小学校の水泳は、１～３年生の間は水慣れが中心になるため、泳げなくても大丈夫です。
しかし、４～６年生になると、クロール25ｍと平泳ぎ25ｍが求められるようになります。
授業数も限られるため、学校の授業だけで完泳できるようになるのは非常に難しく、夏休みに水泳の補講がある学校も少なくありません。
特に今は、２年前からの新型コロナウイルスの影響により、水泳の授業がなくなっていたり実施されたとしても回数が減ったりしているので、しっかりと水に慣れの時期を確保できないまま、クロールや平泳ぎに突入してしまう状況になるかもしれません。
そのため、直前になって慌てることがないよう、早めに対策をとっておくと、お子様も保護者の方も安心ですね。
特に、発達障がいのあるお子様は、初めての場面や状況に慣れるまで時間がかかります。
プールが好きなお子様も多いですが、水が怖くてプールに対する抵抗が高い子様も多いです。
そんなお子様たちのためにも、事前の準備や少しずつ水に慣れていくことからスタートすることはとても重要です。
では、各学年に合わせた水泳準備や習得しておいた方が良いことについてご紹介していきます。
各学年に合わせた水泳準備
【１・２年生】
学校授業では、たくさんの生徒が一気にプールの中に入るので、顔に水がたくさんかかります。
１年生のプール授業が始まる前に、顔の表面だけでもいいので水につけることができるようにしておきましょう。
まずご家庭でお風呂に入るタイミングで、湯船で顔付けの練習をするのがおすすめですが、それも怖い場合は、洗面器など、小さな容器から始めてみてください。
水のかけ合いができるようになっていれば大丈夫でしょう。
２年生では、しっかりと頭まで潜れること、「水中で鼻から息を吐き、顔を上げて口から息を吸う」という水泳の呼吸法ができるよう練習しておきましょう。
【３・４年生】
３年生では、伏し浮きやバタ足ができるようになっているといいですね。
ビート板を利用しての顔つけバタ足で、水泳の呼吸法が繰り返しできるようになっていると完璧です。
４年生では、ビート板なしのキックで２５ｍ泳げるようにしておきましょう。
呼吸は、手をかいて行います。
この動作ができるようになっていると、クロールがスムーズに習得できるでしょう。
【５・６年生】
５年生でクロール２５ｍを完泳、６年生で平泳ぎ２５ｍ完泳を目標にしてください。
水泳授業は時間が限られているため、１学年で1種目の獲得を目指しましょう。
※小学校により５・６年生で求められる水泳内容は異なりますので、気になる方は学校に問い合わせたり、上の学年のお子様をもつ保護者の方に聞いたりしてご確認ください。
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