こんにちは。
なかい予備校グループなかい水泳予備校名古屋校の島﨑です。
6月になると多くの小学校では水泳の授業がスタートしますね♪
子供達に限らず、大人の方も夏だからプールで泳ごうと思っている方も多いのではないでしょうか?
先日、私と同世代の方を個人指導する機会があり、レッスン中にお伝えしたことが「目から鱗です!」と感想を頂いたので今回は私がレッスン時に教えた内容をお伝えしていきます。
そのお客様は、「綺麗なフォームを身につけて楽に水中を進みたい」という目的を持ってレッスンを受けていただきました。
しかし、泳ぐ時に「楽に水中を進む」ためのポイントが「手の形」であることをお伝えし、私が見本を見せると、「手の形って指同士をくっ付けて、少し丸めてお椀のようにするのではないのですか!?驚きで信じられないです。」とすごく驚かれていました。
私が伝えた手の形は、そのお客様が思っていたものではなく、楽に水中を進むためのポイントになる形でした。
そのことを以下に書きます。
クロールの手の形は、指と指の間隔が少し開いた状態にする
1枚目の写真はレッスンを受けて頂いた方のクロールの手の形です。
2枚目の写真は私がお伝えした理想の手の形です。
3枚目の写真は横に並べて比較したものです。
手の形の違いがわかりますよね。リラックスした状態で、指と指の間隔が少し開いた状態にすることがポイントです。
水泳では手が入水した後の「キャッチ」という動作で、できるだけ多くの水を捉えることが効率の良い泳ぎに繋がります。
手の形がお椀型で泳ぐことで水を手に当てることができるかも知れないですが、手や腕に力みを生む原因になります。結果的に泳ぐ時にずっと力が入ってしまい、体力消耗に繋がり身体への負担が大きくなります。
一方、理想の手の形にすることで優しく水を捉えられるようになり、小さな力で大きな推進力を得ることができます。省エネで泳ぐことができれば、今まで泳ぐことができなかった距離や時間、泳ぐことが実現します♪
腕の推進力が多いからこそ、手の形は大切である
4/20(木)に更新したブログにも、クロールの推進力は腕の掻きが7〜8割で脚の力が2〜3割と言われるほど水中での腕の掻きが重要であるとお伝えしました。
腕の掻きの中には手の形も含まれているので、自分が泳いでいる時の手の形はどうなっているか確認してみましょう。
自分以外の方がプールに入って居れば、他の方に手の形を見てもらうと良いと思います。 一人で泳いでいるから中々自分では見ることができないという方は、足をプールの底についた状態、もしくはウォーキングをしながらクロールのように腕を回して歩いてみましょう。そうすることで自分の手の形を自分で目視することが可能です。
お椀型や指同士がくっ付いていると発見できた方は、今回の内容を頭にいれながら泳ぐ練習を行いましょう。
大人の方に限らず、ジュニアスイマーの子ども達にとっても大切です!
オリンピック入賞経験のある方から頂いたアドバイス
私が泳ぐ際の手の形の重要性を知った時は20歳の時でした。
その当時、同じ練習環境にオリンピック入賞した選手が共に練習しており「手の親指が開きすぎだよ。」とアドバイスを頂いたことを今でも鮮明に覚えています。
1枚目の写真はアドバイスをしてもらう前までの私の手の形です。
2枚目の写真は先ほどと同じ、理想の手の形です。
3枚目の写真は横に並べて比較したものです。
左の写真の方が、親指と人差し指の間の間隔が広いです。
ちょっとしたことですが、泳ぐ時に力みを生む原因になります。
少しでも水中を効率よく泳ぐためには身体のあらゆる部分を意識しましょう。
そして、無意識で出来るようになるまで練習を繰り返すことが重要です。
水泳は力だけで泳ぐのではなく、自分の身体がどう動いているかを自分で理解して泳ぐ、地道で繊細なスポーツです。
自分以外の人から泳ぎを見てもらい、アドバイスをもらえることは今まで知らなかったことを知ることができます。
気づいて、改善していけば「なんか、進んでいる感じがする。」というような新しい感覚を養っていけますので、自分の泳ぎを見てもらったことない方は一度プロの指導者に泳ぎをチェックしてもらうことをおススメします♪
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