こんにちは^_^
株式会社なかい予備校グループ代表の中井です。
先日、なかい水泳予備校 大阪・神戸校のブログで、『競泳歴史クイズ!!〜4泳法誕生の歴史編〜』について書きました。
競泳に興味のある方は、是非こちらもご覧ください↓↓↓
今回、なかい水泳予備校 名古屋校のブログは、『自由形は自由だ!』です。
自由形とは、クロールの事なのでしょうか?
自由形にルールはあるのでしょうか??
このブログを読めば、自由形を泳ぐのがもっと楽しくなる!かも。
自由形=クロール??
自由形とは、自由な形ですので泳法は自由なのですが、自由形=クロールと思い込んでいる方は非常に多いです。
自由形は、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライから好きな泳法を選んで泳いでも失格にはなりませんし、オリジナルの泳ぎで泳いでも失格にはなりません。
ほとんどの人が自由形の種目でクロールを泳ぐ理由は、現在クロールが一番速く泳げる泳法だからです。
では、メドレー競技の自由形も好きな泳法でよいのでしょうか??
メドレー競技の自由形だけは、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ以外の泳ぎと決められています。
そのため、メドレー競技の自由形では、オリジナルの泳ぎまたはクロールで泳がなければ失格となります。
オリジナルの泳ぎも背面を向いて泳ぐものは背泳ぎと判定されますので、お気を付けください。
自由形のルールとは??
公益社団法人 日本競泳連盟が定める競技規則には自由形のルールはこう書かれています。
【自由形】
- 自由形はどのような泳ぎ方で泳いでもよい。ただし、メドレーリ レーおよび個人メドレーにおける自由形は、バタフライ・平泳ぎ・ 背泳ぎ以外の泳法でなければならない。
- 折り返し、ゴールタッチの際は、泳者の体の一部が壁に触れなけ ればならない。
- スタート後、折り返し後は、体が完全に水没してもよい距離 15 m を除き、競技中は泳者の体の一部が水面上に出ていなければならな い。壁から15 m 地点までに頭は水面上に出ていなければならない。
そして競技のルールには、衝撃的な内容が!!!
【競技】
自由形競技またはメドレー競技の自由形に限り、プールの底に立 つことは失格とならないが、歩くことは許されない。
底に立っても良かったのか(; ・`д・´)これは驚き!!
そもそも大会用プールは2mほど水深があるので立つことの方が難しいが(笑)
万一、自由形のレース中にやむを得ず立ってしまっても、歩かなければ失格にならないことは、頭の片隅にいれておこう!
クロールよりも速い泳ぎは?
現在のクロールよりも速く泳げるのではないかと言われている泳ぎが、ドルフィンクロールです。
名前の通り、手はクロール、足はバタフライのドルフィンキックで泳ぐ泳ぎです。
このドルフィンクロールは2000年に開催されたシドニーオリンピックで、オーストラリア代表のマイケル・クリム選手が実践したそうです。
男子100メートルリレーに参加したクリム選手は、決勝でドルフィンクロールを披露し、世界記録を更新。
しかし・・・
ドルフィンクロールで泳いだのは、最後の数メートルのみ。
何故かというと、この泳ぎは体力の消耗が激しすぎて最後まで泳げないのだとか( ゚д゚)
ドルフィンクロールで最初から最後まで泳ぎ切れる選手が現れた時が、新しい泳法の誕生の時なのかもしれません。
その時は、自由形がドルフィンクロールになり、クロールという競技種目が誕生するのでしょうか。
今後の発展が楽しみです。
参考:https://www.google.com/amp/s/www.seiko.co.jp/magazine/article/00040_amp.html
最後に
今回、自由形についてのブログをアップしましたが、競泳選手であっても自由形のルールを知らずに大会に出ている選手はたくさんいると思います。
私自身も自由形がプールの底に足がついても失格をとられない事は知りませんでした。
自由形は、本当に自由な泳ぎなのです。
日本人特有なのか?失格をとられないように泳ごうと考えている選手は非常多く、その割に競技規則は知らず、まわりと同じように泳ごうとする選手がほとんどです。
速くなりたいのであれば、まわりと同じように泳がなければいけないという固定観念は捨て、速く泳げる方法をとことん追求し、どんどん試していくことも大切なのかもしれません。
自由形という種目は、自由に泳ぎを選択できる種目です。
自由形でいろんな泳ぎ方を試してくる選手がもっともっと増えてくれると面白いですね。
そうすると、5泳法誕生そして6泳法が誕生するのではないかなと思います。
自由形という種目が、もっと自由におよげる日が来ることに期待します!
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