【競泳選手対象】◯◯◯を極めろ!

こんにちは!
なかい予備校グループなかい水泳予備校名古屋校の島﨑です。

突然ですが、近頃のレッスンでは顔がつけられなかった子が潜れるようになったり10m以上泳げるようになったりする姿を見て、毎回、毎回感動しております。
しかし、中には、「一生懸命練習をしているのに記録が向上しない。」と悩み、少し自信を失っているような姿も見られます。
そこで、今回は記録会や競技会に向けて日々練習に取り組んでいる子どもの競泳選手の方々にお伝えしたい内容です。

けのびを極めろ!

けのびとは手先から足先までを一直線にし、浮いて水面を進んでいく状態のことを言います。
また、けのびの姿勢にプラスして泳ぐために水の抵抗をできるだけ減らして流線型をイメージした姿勢のことを「ストリームライン」と言います。
水泳において、けのび・ストリームラインは基本であり最も重要ですので覚えておきましょう。

詳細は以下を参照してください。
※「ストリームライン」ウィキペディアよりhttps://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3_(%E6%B0%B4%E6%B3%B3)

【競泳選手対象】◯◯◯を極めろ!

私が現役選手として水泳に打ち込んでいた時、周りにはオリンピックで活躍する選手や全国トップレベルの選手が多く居ました。
そのほぼ全員の選手が
●いかに水中を少ない力で進むか?
●水の抵抗を減らすためにはどうすればよいか?
ということを常に考えて日々の練習に取り組んでいました。

私が現役選手として水泳に打ち込んでいた時、周りにはオリンピックで活躍する選手や全国トップレベルの選手が多く居ました。
そのほぼ全員の選手が
●いかに水中を少ない力で進むか?
●水の抵抗を減らすためにはどうすればよいか?
ということを常に考えて日々の練習に取り組んでいました。
そのことは私にはとても驚きでした。

世界・日本でトップレベルの選手達なので、技術レベルが高い練習を継続しているのかと思っていましたが、そうではなかったからです。
毎日水中練習のメニューが終わった後に自主的にけのびの練習をしたり、自分自身の泳ぎの確認をして水の抵抗が増えていないかチェックをしていました。

水泳を習い始めの段階で練習するけのびという基本を徹底的に意識して、水の抵抗をできるだけ減らすことが水泳には大切だということを学び、私自身も実践していきました。

【競泳選手対象】◯◯◯を極めろ!

けのびを意識して泳ぐことで以下の結果が期待されます。
●一回の腕の掻きで進む距離が長くなるので、掻き数が減る。
●結果的に無駄なエネルギーを使うことなく、スピードを維持できる。

記録会や競技会に参加して記録を向上させていく子ども達に限らず、泳ぎを覚えている段階の子ども達でも同じです。
けのびの姿勢を一直線に維持しながら、バタ足ができるようになれば5mまでしかできなかったのが10mまで泳げることはよくあることです。
なぜかというと、姿勢を一直線にすることで水の抵抗が減るからです。
また水の抵抗が増える要因はけのびの姿勢が反っていたり、下半身が下がっている状態で前に進もうとしているからです。
競技レベルに関係なく、けのびの姿勢は泳ぐ上でとても重要なのです。

けのびの重要性は分かった。けど、何をやったらいいか?

そんな方にできる日常的な取り組みを3つお伝えします。

①陸上で壁に向かって背を向け、かかと・お尻・背中・肩をつけてけのびの姿勢を作る。

腰のあたりが壁から離れてしまい、隙間ができてしまうことがよく見られますが、それでは身体が反ってしまい、水の抵抗を増やしてしまうので注意が必要です。
けのびの姿勢を一直線に作るコツは少しお腹を凹まし、腹圧を意識することが重要です。

②水中でプールの壁を蹴り、けのびの姿勢だけで進む。

陸上で意識した体の使い方を次は水中で意識をします。
プールの壁を蹴って、スタートしてけのびだけで前に進みます。
スタート直後は勢いがあるので前に進んでいきますが、けのびの姿勢になった時に重心が下半身の方にあると徐々に下半身が沈みます。
結果的に身体が一直線にならずに、前に進まなくなってしまいます。
このけのびの姿勢の状態でキックや腕を掻いても、身体が沈んでいるので水の抵抗を必要以上に生み、体力消耗に繋がります。
身体が沈んでいかないようにするには1つコツをお伝えすると、けのびの姿勢の時に軽くアゴを引いて、目線はプールの底を見るようにします。そうすることで体重が上半身の方に乗っていきバランスが取れて、一直線の姿勢を作りやすくなります。
まずはけのびだけで5mを進めように繰り返し練習しましょう。

③自分のけのびの姿勢を周りの選手やコーチに確認してもらう。

自分自身の泳ぎを客観的に見てもらったり、あるいは撮影して自分で見てみたりすることはとても大事です。
なぜなら、泳ぐ時に自分の泳ぎは絶対に見ることができないからです。
自分がどんな姿勢なのか知るところから始めてみましょう。
一人で泳いでいて誰かに見てもらいことができないという方は周りで泳いでいる方の姿勢をチェックして、感覚だけでも養うようにしていきましょう!

けのび姿勢が良くなっていくと…
●泳げる距離が伸びた!
●タイムが同じなのに、掻き数が減った!
●練習できる距離が増えた!

など、様々な効果が出てきますので是非、けのび姿勢を極めていきましょう!

腕の掻き方や脚の動かし方など効率よく進むための練習も大切ですが、水の抵抗を減らすことの方がもっと大切です。
けのびの練習は地味で楽しくないと思うかも知れませんが、ここに楽に速く泳ぐためのヒントが隠されています。
地味なものこそ味があります。

そして、習得には日々の努力、時間も要するので焦らずに取り組みましょう。
学習にはステップがありますので以前のブログ記事も参考にしてみてくださいね。

https://suieiyobikou-nagoya.jp/2022/09/01/%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%a7%e6%8c%ab%e6%8a%98%e3%82%92%e9%98%b2%e3%81%90%ef%bc%81%e5%ad%a6%e7%bf%92%e3%81%ae5%e6%ae%b5%e9%9a%8e%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%83%e3%83%97%ef%bf%bc/

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
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