­­­臨床発達心理士の子どもの発達コラム 〜家庭でできる呼吸の練習方法〜

こんにちは。
なかい予備校グループの趙です。
私は臨床発達心理士として10年以上、子どもの発達支援に関わっています。
子どもの発達支援に関する様々な情報をブログで発信していこうと思います。

10月になると少しは涼しくなるかな?と期待をしていますが、残暑が厳しそうですね。
10月に運動会のあるお子様は、熱中症などに気をつけてくださいね!
ゲリラ豪雨と雷などもあって、気圧も不安定ですので引き続き皆様体調には気をつけましょう。

今回のブログは、「呼吸」がテーマです。
ご家庭でできる呼吸の練習方法についてお伝えします。
障がいの有無に関わらず、お子様の日々の様子と併せて読んでもらえると嬉しいです。

呼吸の内容については、こちらも読んでみてくださいね。

ゆっくりした呼吸の練習

不器用なお子様は、体に無駄な力が入ってしまうことが多くみられます。
自分でもどこにどれだけの力がかかっているかに気付かないので、とても疲れやすかったりすることがあります。
私がよく見る不器用なお子様は、特に文字を書いている時に筆圧がとても強いお子様は、字を書きながら呼吸が止まっていたり、呼吸が浅くなったりしていることが多いです。
そうなると手を動かすという運動に労力がかなりかかってしまい、書くことに必死になってしまいます。
書き終わった後、はあはあと息を荒げていることも多いです。
他にも、とてもよく話すお子様は、話しながら呼吸することが難しく話すことに夢中で話し終わった後に、息が上がっていたりします。
これも、必死に話しながら体に力が入るので、呼吸が浅くなります。

そんなお子様たちは、「ゆっくりと呼吸する」練習をしてみるといいかもしれません。

ストローを使った方法

ご自宅のコップとストローを使って、ゆっくり息を吐く練習ができます。
できれば透明のコップを使って…
①コップに水を入れる
②ストローでコップの水の中に息を吹き込む
この2つの手順を実施します。

この時、力強く息を吹き込むと、水がコップから溢れます。
また、ストローの先から大きな泡が出てきて、激しくブクブクします。
これは勢いよく息を吐いている状態です。

なので、ストローの先から小さな泡が連続で出てくるように、静かに吹き込む練習をします。
ストローを口に入れて、静かに息を吐くと小さな泡がプクプクと連続で出てきます。
これが細く長く息を吐いている状態です。

ご家庭でする際には、ぜひ保護者の方が見本を見せてあげてください。
透明のコップだと、泡の大きさが見えやすいです。
大きな泡の見本と小さな泡の見本を見せて、良い見本は小さい方であることを知らせてあげてくださいね。

ティッシュを使った方法

他にもティッシュを使った方法もあります。
①ティッシュを細長くちぎって、口の前に垂らす。
②ティッシュに向かって息を吹きかける。
この2つの手順を行います。

この時には、フッと大きく吐くと、ティッシュはパッと舞い上がります。
そうではなく、指で摘んだティッシュがヒラヒラと長く揺れることを目指します。
ゆっくり吐くと、ティッシュがヒラヒラと靡いた状態になりますので、お子様とどちらが長くヒラヒラできるか勝負をしてみても、ゲーム感覚で楽しいかもしれません。

ゆっくり呼吸ができると、体の力を抜くことができます。
必要以上に力が入っていたりすると、緊張状態が続くためしんどくなります。
ゆっくりした呼吸を練習して、体の力が抜けるとリラックスしやすくなりますよ。
ぜひお試しくださいね。

なかい水泳予備校 名古屋校は、水泳のパーソナルレッスン・プライベートレッスン・マンツーマンレッスンの水泳教室です。

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